「特別提供生地」Smith Woollens | Blue Riband | スーツは東京都、調布市のテーラーサクライ有限会社 | ブログ

Smith Woollens（スミス・ウールンズ）の「Blue Riband（ブルーリバンド）」が廃番となり、最後のストックがイギリスより入荷しました。

スミスのブルーリバンドは、18.5ミクロン原毛を70番手の糸に紡ぎ、縦横とも双糸として1mあたり310-330gmsに織られると説明されています。

つまりはスーパー100'sウールの縦横双糸という非常に英国的な織組織となっており、最近のイタリア製生地を中心とした秋冬春の3シーズン生地が260-280gmsを中心としていることを考えると若干冬よりとなる生地です。

ただし、生地表面はフランネルなどのように起毛しているわけではないため、300gms以下の生地に比べてしっかりとした質感やシワへの耐性を持ちつつ、同じく3シーズン着用できるスーツに仕上がります。

安定した人気のある生地ではありましたが、スミスがハリソンズグループの一つのブランドとなって10年、ハリソンズの「Premier Cryu（プルミェクリュ）」や「Cru Classe（クリュクラッセ）」と品質が近いこともあり、廃番という流れになったのかもしれません。

オーソドックスな、ネイビーの無地とダークグレーのピンヘッド柄の2種を選び、仕入れを行いました。