チェスターフィールドコートをお仕立てしました | スーツは東京都、調布市のテーラーサクライ有限会社 | ブログ

チェスターフィールドコートをお仕立てしました

オーバーコート用生地のコートよりは軽くというご注文のもと、生地選びが始まったオーダーコート。

結果的にはイタリアV.B.CanonicoのWoollen Suitingを用いてお仕立てしました。
ウールンスーティング、つまりは一般的な梳毛ではなく紡毛を使ったスーツ生地という意味合いです。とはいえ、スーツの生地というよりはジャケット用生地に思える色柄が揃っており、コンセプトとしてはセットアップスーツとしても使える柄物のコレクションとなっています。

ジャケット専用の生地と比べると、パンツの仕立てにも使えるコシがあり、梳毛のスーツ生地に比べると膨らみがあるため、コートとしても成り立つ絶妙なバランスの生地であるかと思います。

というわけで、ウールンスーティングを使った、印象的なチェック柄のチェスターフィールドコートが仕上がりました。
格子柄の色に合わせ衿裏にもオレンジをあしらってみました。

こちらの生地は既に国内在庫は完売となってしまいましたが、DRAPERSにはストックがあるようですので、イタリアから取り寄せることは可能です。