「特別提供生地」Made in Huddersfield

query_builder 2024/09/26
スーツ お知らせ 生地
ブログ
ブログ
ブログ
ブログ

生地の端、耳文字と呼ばれる織り込みセルビッジには生産国や原料、生地メーカーやブランド名などが織り込まれています。


英国製を示す「Made in England」や「Made In Great Britain」の他に、「Made in Huddersfield(ハダースフィールド)」と表示されているものがあるのをご存知でしょうか。


スーツ生地を製造している毛織物メーカー(ミル)は英国、イングランドの中でもウエストヨークシャー州に集中しており、その街の一つであるハダースフィールドは特に質の高い生地を生産するミルが集まることで名高く、世界三大毛織物産地にも数えられます。


しかし、近年最も評価の高いミルであったテイラー&ロッジ(Taylor & Lodge)が閉鎖となり、ハダースフィールドで生産を続けているミルはすでに3社か4社となっています。


1920年代に、リーロイド(Learoyd Borthers)とジョセフ・サイクス(Joseph Sykes)などによって立ち上げられたハダースフィールド・ファイン・ウーステッド(Huddersfield Fine Worsteds)が、「Made in Huddersfield」を謳い評価を高め、第二次世界大戦後に絶頂に至ったハダースフィールドが風前の灯火となってしまいました。


そして、そういった時だからこそ、「Made in Huddersfield」の生地を用意いたしました。


ハダースフィールドで生産されたスーパー120’sウール(80番手縦横双糸)、一見何の変哲もないツイル織りの紺無地ですが、まさに英国の紺という色合い。


1mあたり280gmsのウェイトは、秋冬春の3シーズン着用に適したスーツに最適。ヘビーウェイトの英国生地をお好みの方には少し物足りないかもしれませんが、イタリアの一般的なスーパー120's生地などとの違いが感じられ、しっかりとした織りで仕上げられていることがわかります。


製造はクイーンズミルファブリック(Queens Mill Fabrics)という聞き慣れない名ですが、2015年設立という新しいミルです。老舗しか残っていないハダースフィールドを含むウエストヨークシャーのミルに比べ知名度は劣りますが、この生地に関しては間違いのないクオリティだと思います。




シングルスーツお仕立て 95,150円


ベスト追加 16,500円

スペアパンツ追加 36,465円




価格はすべて税込み、デザイン・仕様によっては追加料金を頂戴いたします。

スーツ10着分程度を入荷しています。ビジネススーツとしてはもちろん、立体的に仕上がると上品な光沢が現れ、どんな場面でもご着用いただけるスーツとなるでしょう。ご希望のスタイル・デザインにて、細やかな採寸を元にお好みのシルエットにお仕立てを行います。



----------------------------------------------------------------------

テーラーサクライ有限会社

住所:東京都調布市深大寺東町8-2-8

----------------------------------------------------------------------